鉛フリー・RoHSなど環境対応を目的とした、基板に実装された全ての部品を管理する手法。管理内容は実装された部品の製造メーカー、型番、製造ロットなどです。手順としては、部品リールに貼られたバーコードをマウンターにセットする時にリーダで読み、メーカー名・型番・製造ロットなどの情報をホストPCへ転送し、データベースに蓄積します。その情報と基板に貼るラベル情報を作業指示書の注文番号や機種名などをキーに紐付けることでトレーサビリティが可能になります。ただし、データベースと個々のラベル情報の紐付けを行うシステムが必要になります。
基板不良の原因究明やラインの生産性改善などを目的とした手法。基板の製造情報(いつ、どの工場のどのラインで、どのように実装されたのか)を把握し、各実装工程における実装条件や検査結果、修正履歴を管理します。その情報とラベル情報を紐付け、不良が発生しやすい機種名・部品名・工程・ラインを特定し、改善することが可能です。ただし、製造情報とラベル情報を紐付けるシステムが必要になります。
以上の製造工程管理を行うことで、各工程の歩留まり改善、不具合発生時の原因究明および回収対象基板の迅速な絞り込みが可能となり、貴社の品質向上や顧客満足度UPに貢献します。
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