マウンターを使ってラベルを貼ることができます。マウンターのスロットに、ラベルフィーダを挿入する(パーツフィーダではなく)ことで、電子部品実装と同じようにラベルを基板上に置く(貼る)ことが可能です。既存マウンターを使用すれば、導入までの時間が大幅に削減可能になり、更にイニシャルコストも抑えることができます。
ラベルを自動貼付するための専用機です。インライン式とバッチ式(アウトライン)があり、トレーサビリティを行う実装ライン数や工場のレイアウトなどに合わせて使い分けます。
実装ライン先頭のローダのすぐ下流側でラベルを貼ります。インラインなので、人件費の削減や作業者(人)に起因する不良を削減することができます。ラベル貼付工程が必要な実装ライン数分のラベラをご用意頂くことになります。
実装ラインではなく、別の場所でラベル貼付工程を実施します。各実装ラインへ基板を流す前にラベルを貼れば、ラベラは1台で問題ありません。ラベラの前後にローダ/アンローダを設置すれば更に効率的なラベル貼付工程にすることができます。
設置箇所 | 自動貼付タイプ | メリット | デメリット |
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インライン | マウンター用 ラベルフィーダ |
・イニシャルコストが非常に安い ・導入までの期間が短い ・段取り替え時間がほとんど不要 ・ラベル貼付工程の無人化が可能 ・貼付精度が高い ※1 ・実装ライン長に影響を与えない ・ラベル厚みに起因するハンダ印刷不良無し |
・マウンターからの履歴しかとれない ・ラベルを貼るライン数分の台数が必要 |
インライン式 ラベラ |
・はんだ印刷前から履歴管理が可能 ・ラベル貼付工程の無人化が可能 ・貼付に関する人為的なミスがない |
・導入までに時間がかかる ※2 ・ラベルを貼るライン数分の台数が必要 ・ラベル厚みに起因するハンダ印刷不良の可能性あり ・実装ラインが長くなる |
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アウトライン | バッチ式ラベラ | ・はんだ印刷前から履歴管理が可能 ・1台で複数ライン分の貼り付けも可能 ・チョコ停でも実装ラインを止めない ・実装ライン長に影響を与えない |
・導入までに時間がかかる ※2 ・工場内に設置スペースが必要 ・実装前にラベル貼付時間が発生する ・貼付後、実装ラインまで基板を運ぶ必要あり ・ラベル厚みに起因するハンダ印刷不良の可能性あり ・人為的なミスが発生する可能性あり |
※1 貼付精度はマウンター精度と同じになります。
※2 専用機の開発期間が発生します。これはレーザを導入する場合でも変わりません。
工場内に使用していないマウンターがある場合、マウンター用ラベルフィーダを取り付けることで、マウンターをバッチ式ラベラとして使用することができます。
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